死人に口なしというが、亡くなった大切な人に意見を聞きたいときがある
私は昔からばぁばっ子だった
母方の祖母が大好きだった
祖母は私のやりたいことを何も言わず一緒に楽しんでやってくれた
弟が小さかったし、片付けができないからって家ではやらせてくれなかった料理も、挑戦させてくれた
電車でいろんなところに連れっててくれた
辛いときには厳しいながらも愛を持って接してくれた
背中を押し続けてくれた 励ましてくれた 強く成長できるようにしてくれた
そんな私にとって大好きな祖母が去年の10月に癌でこの世を去った
私は、その時英検と受験があって最後の最後まで祖母に感謝も伝えることもできず、会いに行っても冷たい態度をとってしまった
それが祖母に対する後悔だ
祖母が亡くなってから様々な問題が起きた
母の兄、伯父は祖父に対して暴力的になり同居が難しくなり祖父は一時保護施設に入った
母は実家に帰れなくなった 私も伯父が怖くて祖母の家の周りで遊べなくなった
伯父は独身で祖母に依存していた 20年以上働いておらずニートだ
祖父と祖母の年金で養ってもらっていたにもかかわらず祖父を家から追い出した
家は祖父のものだし、土地も祖父と祖母、伯父の共有資産だ
母は、伯父から殺害予告的なものも受けた
今日は母の兄からの祖父と母への手紙を今更ながら私は見た
母と祖父の妹に対しての悪口、祖母が孫(私と弟)や母を嫌っていた、孫や母のせいで苦しんでいたという内容だった
私は、祖母にとって恥だったのだろうか、迷惑だったのだろうか、私が感じていたあふれんばかりの愛は偽りのものだったのだろうか
私にとって祖母は一番の味方でいてくれる存在だった、かけがえのない大切な人だった
父方の祖母から幼いころから男女差別を受け、女だからという理由であまり可愛がられていない私にとって母方の祖母は唯一無二だった
今日も父方の祖母からは父が酒が入るとDVまぎれのことをしたり、父の酒・たばこのやりすぎ等で家計が厳しくなっていることに対して父がストレスが溜まっているからだ、病気の子供がいるからストレスになっていると母に言われた
私は確かに精神疾患を持っているし、弟も発達障害を持っているが病気だと思ったことはない 個性だと考えるようになった
それなのに、父のストレスの原因は私や弟だというのだ
今回のようなことが起こるたびに私は昔から母方の祖母に相談した
助けてもらっていた
それも祖母にとっては負担だったのだろうか
迷惑だったのだろうか
私の事を天国から見ていてくれてるだろうか 応援してくれているだろうか
英検、受験に受かったこと喜んでいてくれているだろうか
私は祖母にとってどんな存在だったのか問いたい
祖母に会って話したい
でも、もう祖母はいない
真実を聞くこともできなければ、意見を聞くことも、助けてもらうことも、励ましてもらうこともできないのだ
どうか、祖母にとって自慢の孫でいられるように
祖母が天国で喜んでくれるように 笑っていてくれるように
前を向いて進んでいきたい